オズ はじまりの戦い

 映画「オズ はじまりの戦い」を観ました。

 フランク・ボーム原作のファンタジィ「オズの魔法使」の前日譚を描いたディズニー映画です。

 主人公は身勝手なペテン師で、女好きで調子が良いマジシャンのオズ(ジェームズ・フランコ)。移動サーカスの手品師だが、サーカス内でのトラブルから気球に逃げ込んだところ、突如発生した竜巻に巻き込まれ、気がつくと魔法の国オズに漂流していた。

 そこは前王を騙して倒した邪悪な魔女が支配する世界で、魔女の圧政に苦しむ人達はオズと同じ名前を持つ魔法使いが現れ、邪悪な魔女を倒して世界を救ってくれると信じている。川に浸かって途方に暮れた時に西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)と出会ったオズは、この世界の事情も分からずに自分を魔法使いと偽り、セオドラはオズを世界を救う魔法使いで王になる人だと誤解して、オズを姉エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)が支配しているエメラルド・シティに連れて行く。

 エメラルド・シティでエヴァノラから、邪悪な南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)を倒し、王になるように頼まれたオズは、グリンダの住む森に向かうのだが・・・。


 オズが手品師として暮らしている現実世界はモノクロで始まり、流された魔法の国からカラーに変わります。よく使われる手法ですけど、魔法の国の鮮やかさを巧みに表現していましたね。私は2Dで観ましたが、3Dなら.一段と映えるのではないかと思いました。

 物語は小悪党的な人物だったオズが、魔法の国で自分の生き方を見つめなおして変わっていく様を描いて、如何にもディズニー映画らしい展開が観ていて心地良い感じです。スペクタルも素直に見ていられるし無難な展開も好きです。流石にサム・ライミ作品だと思うような楽しめる作品で、私はとても面白かったですね。




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