映画「オブリビオン」

 映画「オブリビオン」を観ました。

 どこからともなく現れた謎の侵略者「スカブ」により月が破壊され、「スカブ」との戦いに勝利したものの、地球の半分を失った人類は土星の衛生タイタンへの移住を用意している。

 空中に浮かぶ宇宙ステーション「テット」に海水を汲み上げた後タイタンに向かう予定が、地球に残る「スカブ」の残党が「テット」を攻撃するため、無人攻撃機ドローンとドローンの修理要員としてジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とパートナーのヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)の二人が地上に派遣されていた。

 ジャックとヴィクトリアは敵に捕らわれた時に重要な機密を漏らさないためとして記憶を消されているが、ジャックの夢のなかに現れる謎の美女とかつての地球での曖昧な思い出。そんな中、古い型の宇宙船が墜落し冷凍睡眠された乗員はジャックの夢の中に現れてくる美しい女性ジュリア(オルガ・キュリレンコ)だった。


 今まで信じさせられていた世界が実はマインド・コントロールされていた結果だったというテーマのSFは多々あり、そういう意味では以前どこかで観たような内容だと言う気もしますが、この作品は更に一捻りがあり、ジャックとジュリアとヴィクトリアの愛の物語という側面も有って、なかなか考えさせる作品でした。


 

 「スカブ」との戦いにより荒廃した地球の描写も、何か心打つ情景で雰囲気があります。

 トム・クルーズもいい歳なのに、こういう映画に出て頑張って、違和感を感じさせないのはさすがですね。






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